遊佐町に新築されたお家を拝見させていただきました。
それは「深呼吸する家」というとても不思議なテーマの家です。
ブルーラインにつながる道路を海を見ながら向かいます。
これは月光川の河口です。
とてもいい天気です。
サンセット十六羅漢で待ちあわせして連れて行ってもらいました。
ここから見える日本海もとってもきれいです。
山へ向かっていくと、そこに新築されたお家がありました。
高台に太陽の光を浴びた佇まいは、とても素敵でした。
施主の方もいらっしゃり、
施工会社の方から案内してもらい内覧させていただきました。
www3.ic-net.or.jp深呼吸をする家の、提案者であり、
書籍も多数出版されています。
玄関ポーチも、タイルではなく
玉砂利の洗い出しです。味わいがあります。
玄関を開けると、リビングにつながります。
明るく、木肌の色もまだ新しいですが、これから時間とともに変化していく
本物の杉板で仕上げられています。
いい香りがします。
リビングは吹き抜けになっていて
解放感と優雅さを感じます。
杉板の内装が落ち着きます。
薪ストーブが備え付けられています。
外にはすでに薪の用意がされていました。
窓からは鳥海山が見えます。
西側から見た鳥海山は、ちょっと違った感じで見えますが、
とても素晴らしい眺望です。
現在の日本の家づくりと
こちらの深呼吸をする家づくりの一番の違いは建材です。
人工的な換気システムを使用しなければいけない
一般的な建て方と違う家です。
内部の一部は施主様が自作で棚を作るように
完全に仕上げていない箇所もあります。
照明にも無駄にいいものを付けないで、
施主様と設計士のほうで楽しんで作られた家だと感じました。
動線のいい、住まい方をちゃんと考えたこだわりの家です。
どこにも、換気システムの吸気口がなく
自然に呼吸する家になっています。
この工法は目からうろこが落ちました。
まるで森の中にいるような室内です。
既製品は使わずに、
建具も建具屋さんの手作りです。
階段は杉ではありません。
朴の木の階段は優しい肌触りです。
そして少し暖かいです。
こちらは薪で焚くボイラーです。
初めて見ました。
春から秋まではソーラー発電をメインに使用して、
太陽光が弱いときは薪で焚くそうです。
しばらくリビングから眺めていると
ここから帰りたくなくなりました。
現実世界を忘れそうです。
こだわりのお家と、アレルギーのない深呼吸をする家、
いいものを見せていただきありがとうございます。
強制換気がなくても、例えば電気が止まっても
ソーラーや薪で、自足自給のできるお家です。
ありがとうございました。